スマホ巻き肩の治し方!3つの簡単ストレッチ
2017/03/20
今回はスマホ巻き肩の治し方についてご紹介します。
スマホは今では欠かせない便利な物となりましたが、肩こりや頭痛、腰痛に悩まされてる方も急増しています。
その辛い症状、実はスマホの使用が原因のスマホ巻き肩かもしれません。
そこで今回は、
- スマホ巻き肩とは?
- スマホ巻き肩になる原因は?
- スマホ巻き肩チェック方法
- スマホ巻き肩の症状
- スマホ巻き肩を治すストレッチ方法
という内容で、現代病のひとつでもある「スマホ巻き肩の治し方」についてお伝えしていきます。
スマホ巻き肩の原因や対処法を理解して、辛い痛みにサヨナラしましょう!
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スマホ巻き肩の治し方!3つの簡単ストレッチ
① スマホ巻き肩とはどういう状態?
肩が内側に巻いているように歪む状態を、「巻き肩」と言います。
スマホ巻き肩とは、スマホを長時間にわたり前傾姿勢で使用することで起こる、肩が前に出ることで腕とともに内側に向かって巻いたように歪んでしまう状態です。
スマホ巻き肩とは、スマホ使用時の前傾姿勢により肩甲骨が開いた状態のまま凝り固まり、その結果として肩が前に出て腕が内側に向かって巻いたように歪んでしまう状態です。
巻き肩と猫背の違い
一方猫背とは、肩甲骨と肩甲骨の間より上部の背骨や首の骨が前方に歪んでいる状態のことを言います。
巻き肩と猫背の違いは、一言でいうと、歪みを生じているのが肩か背骨かの違いです。
そして、猫背の方の多くは巻き肩を伴っていますが、巻き肩があるから猫背だとは限りません。猫背は、巻き肩が悪化し、肩甲骨や背中まで縮んで丸くなっている状態であることが多いです。
巻き肩のチェック方法
自分がスマホ巻き肩かどうか見極める簡単な方法としては、鏡の前で力を抜いて真っすぐ立った時に、両手が体の側面にあり、手の甲が鏡に映ってないかチェックします。
もし、両手が体の側面でなく前方にくる人や、鏡に手の甲が映る人はスマホ巻き肩の可能性が高いです。
② スマホ巻き肩になる原因とは
では、なぜスマホ使用により巻き肩になるのでしょうか。
まず、一般的にスマホを操作する場合、手が前に出ます。手を前に出すと連動して肩が前に出るため、巻き肩の状態になります。
次に頭を下げて、背中を丸めた姿勢を長時間継続することです。
スマホ使用時は頭の重さで倒れてしまわないように身体がバランスをとろうと前傾姿勢になるため、、肩甲骨が開き凝り固まり、肩が前に出てしまうことで腕が内側に巻きこんできます。
これがスマホ巻き肩になる原因です。
巻き肩と肩甲骨の関係
背中の左右両側にある大きな三角形の骨を肩甲骨と言います。
本来、左右の肩甲骨の距離は約7~8cmほどと言われていますが、巻き肩になると肩甲骨が正常な位置から八の字の様に外側に開いてしまいます。
その結果、左右にある2つの肩甲骨の距離が離れて肩が前に出て、腕が内側に巻いてしまう巻き肩の状態になります。
さらに肩甲骨と背骨の間にある筋肉が緊張し硬くなり、姿勢が悪くなるばかりでなく、代謝機能も下がります。
③ 巻き肩の症状
スマホ巻き肩になると姿勢が悪くなるだけでなく、健康面や美容面さらに重大な影響が生じる可能性もあります。
以下、巻き肩の人に表れやすい症状の特徴を説明します。
姿勢が悪くなる
巻き肩になることで肩甲骨が左右に広がり、胸の筋肉が縮みます。
●バストラインが下がる
●胸が小さくみえる
●ボディーラインが崩れる
血行不良
巻き肩になることで肩甲骨と背骨の間にある筋肉が緊張し硬くなり血行不良になります。
●肩こり
●首こり
●頭痛
●眼精疲労
代謝の低下
巻き肩になることで肩甲骨と肩甲骨の間にある褐色脂肪細胞の機能が低下し代謝が悪くなります。
●太る
●痩せにくい
●むくむ
神経症状
巻き肩になることで肩甲上神経絞扼性障害が起きやすくなります。
●頚椎症
●肩が上がらない
●神経圧迫によるしびれ
精神症状
巻き肩になることで脳への血流が不足しホルモンバランスの変化などにより精神的な症状が出る事があります。
●不安
●イライラ
●落ち込み
このように、スマホ巻き肩になると見た目も悪くなるほか、肩甲骨のゆがみからさまざまなトラブルを起こす原因をつくる可能性があります。
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④ スマホ巻き肩の治し方
スマホ巻き肩の多くの場合、背中や肩甲骨周りの筋肉は弱り、逆に胸や首のつけ根周りの筋肉は緊張状態にあります。
また筋肉が動く範囲も狭くなっているため、まずは筋肉をほぐして十分な可動域を保つことが重要です。
また、筋力をつけることで、ある程度軽減できるといわれています。筋肉をほぐすためには、ストレッチが有効な方法です。3つのお手軽ストレッチをお伝えします。
その1:座ってできる肩甲骨ストレッチ
スマホ使用時は、長時間の前かがみの姿勢や指での操作で肩に力が入るため、肩甲骨が上側、外側の位置で凝り固まってしまいます。
肩甲骨を下に引き下げ、寄せるストレッチを紹介します。
(1)椅子に浅く座ります。
(2)息を吸って、ゆっくり両手を上げ、手のひらを外側に向けます。この時、できるだけ腕が顔の前に出ないで、耳横のに近づくように持ち上げていきます。
(3)次に、肩甲骨を寄せることを意識しながら、肘を曲げ横に下します。>背中がまるくならないよう注意してください。
(4)1~5秒ぐらいその状態でキープして、身体をゆるめます。ゆっくり5回ほど繰り返します。
その2:肩こりを予防する肩甲骨ストレッチ
肩甲骨周りの筋肉が固くなることで血流が悪くなり、たまった疲労物質でより肩こりになりやすくなります。
寝る前に緊張した筋肉をほぐし、肩こり予防できるストレッチを紹介します。
(1)足を肩幅に開き、両手を壁について立ちます。
(2)肘は曲げずに、壁に体を近づけたり遠ざけたりします。
(3)この時、壁に体が近づくときに肩甲骨を寄せて、遠ざかる時に肩甲骨を広げるように背中を丸めます。ゆっくり5回ほど繰り返します。
その3:バストアップに効果ある肩甲骨ストレッチ
肩甲骨と鎖骨はつながっているのでバストアップにも効果的です。
肩甲骨をしっかり引き下げてバストを正しい位置に整えるストレッチを紹介します。
(1)体の後ろで手を組みます。
(2)そのまま手を下に下げます。
(3)この時、胸をはるような意識で行います。
(4)1~5秒ぐらいその状態でキープして、身体をゆるめます。ゆっくり5回ほど繰り返します。
まとめ:スマホ巻き肩の治し方3つのストレッチ
いかがでしたか?「スマホ巻き肩の治し方」をテーマにご紹介させていただきました。
最後にもう一度3つのストレッチについて確認してみましょう。
その1:座ってできる肩甲骨ストレッチ
その2:肩こりを予防する肩甲骨ストレッチ
その3:バストアップに効果ある肩甲骨ストレッチ
スマホ巻き肩を治すには、まずストレッチをして緊張している筋肉には弛緩を、緩んでいるところには緊張を与えてあげることが必要です。
次に、ストレッチで胸回りや肩、肩甲骨を十分にほぐしたら、正しい姿勢を意識します。
とても簡単にできるので日頃から心がけて、スッキリを取り戻しましょう!
当記事が、お役に立てば幸いです。
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