中高年女性

乳がんの原因はストレスやホルモン(エストロゲン)?乳癌10の原因と5つの初期症状

2017/03/12

今回は、乳がんの原因と初期症状についてご紹介します。

昔は、今ほど女性が乳がんで悩むことは多くなかったといわれています。しかし今や日本でも、乳がんになる女性が急増しています。

では、どのようなことが原因で乳がんになるのでしょうか?ストレスや女性ホルモンが原因とされていますが本当にそうなのでしょうか?

そこで当記事では

・乳がんが急増している背景について
・ストレスによる乳がんリスク
・乳がんと女性ホルモン(エストロゲン)の関係
・乳がんになりやすい原因
・乳がんの初期症状

という内容で、乳癌になる原因と初期症状をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

 


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乳がんの原因はストレスやホルモン?乳癌10の原因と5つの初期症状

 

① 乳がんが急増している背景

 

近年になり、国民女性の12人に1人が、一生のうちに乳がんを発症するとされ、乳がんになる女性が急増しています。

では、なぜ乳がんが急増しているのでしょうか?

その原因となる背景についてみていきましょう。

 

(1)ライフスタイルの変化による乳がんリスク

乳がんの発生には女性ホルモン(エストロゲン)の関与が大きいと考えられています。

近年、思春期女性の栄養面や体格の向上に伴い初潮年齢が早まっています。一方で、女性の社会進出等により独身や晩婚化、高齢出産が増加し、日本人女性は生理がある期間が長くなったため、その間ずっと女性ホルモン(エストロゲン)の影響下に置かれ続けることになりました。

ライフスタイルの多様化という変化が原因で、乳がんが促進されるようになりました。すなわち、女性ホルモン(エストロゲン)の影響下で乳腺の細胞が活発に増殖分裂を繰り返し、がんの発生につながっていると考えられます。

 

(2)食生活の欧米化による乳がんリスク

高脂肪・高カロリーの欧米型食生活は肥満の原因になると同時に、脂肪に蓄えられる女性ホルモン(エストロゲン)の量も増加させると考えられています。

皮下脂肪の増加は、乳がん発生リスク因子の女性ホルモン(エストロゲン)の過剰な蓄積を招くことになり、食生活の欧米化が原因で乳がんの発生につながっていると考えられます。

 

(3)喫煙による乳がんリスク

閉経前の女性は喫煙による乳がん発症リスクが高まるとされています。タバコを吸わない女性に対し、喫煙者で3.9倍、受動喫煙でも2.6倍高いという数値が、厚生労働省研究班の調査結果としてでています。

日本人女性の喫煙率は、男性とは対照的に低く抑えられてきました。

しかし近年、若い女性の間で喫煙者が増加していることにより、喫煙が原因で乳がんの発生につながっていると考えられます。

 

(4)ストレスによる乳がんリスク

ストレスは乳がんの原因になる女性ホルモン(エストロゲン)の過剰な分泌を促進します。また、ストレスがたまると、乳がんの原因の一つとして考えられるコレステロールが高まるといわれています。

男性に比べ女性は、ストレスによる女性ホルモン(エストロゲン)の乱れの影響を受けやすいとされています。女性の社会進出が進む中で、女性が抱えるストレスの増加が原因で乳がんの発生につながっていると考えられます。

 

 


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② 乳がんになりやすい原因とリスク

 

乳がんが急増している背景についてみてきましたが、乳がんの発症については、主に女性ホルモンの一種であるエストロゲンが深く関係していることがわかりました。

エストロゲンの働きには、卵胞の成熟を促進したり、受精卵を着床しやすくするなど、女性が妊娠しやすくなるよう助ける機能があります。

その機能の一つで女性生殖器や乳房の発育を促す作用も、妊娠において大切な役割を果たします。

しかし一方で、エストロゲンの働きは、乳房が張るなど乳腺を刺激することにもなります。

エストロゲンにより乳腺が刺激されることは、乳房に悪性腫瘍を作り出す要因の一つになることもあり、エストロゲンに体がさらされている時間が長いほど、乳がん罹患率が上昇するとされています。

乳がんになりやすい人の特徴として、以下10の原因やリスクが考えられています。

 

その1:初経年齢(月経が始まった年齢)が低い

乳がんの原因として生理が始まる年齢が早いことが考えられます。

乳がんの発生には女性ホルモン(エストロゲン)が大きく関与していると考えられています。

女性ホルモンを分泌しエストロゲンの影響下にいる期間が長いほど、乳腺の細胞が活発に増殖分裂を繰り返すため、乳がんの発生リスクが高まります。

初経年齢が早いほど女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されている期間が長くなるため、乳がんの発症リスクが高まります。

12歳以下で初経をむかえた場合では、乳がん発生率は通常の約2~3倍高まるとされています。

 

その2:閉経年齢が高い

乳がんの原因として生理が終わる年齢が遅いことが考えられます。

上記と同様の理由から、閉経年齢が遅いほど女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されている期間が長くなるため、乳がんの発症リスクが高まります。

55歳以上で閉経を迎えた場合では、乳がん発生率は通常の約2~3倍高まるとされています。

 

その3:妊娠・出産経験がない

乳がんの原因として赤ちゃんができたり産んだ経験がないことが考えられます。

妊娠をすることでプロゲステロンという女性ホルモンが優位になるため、エストロゲンの影響が少なくなります。

また、出産の時にエストロゲンは胎盤と一緒に排出されるため、産後はエストロゲンの体内量が減少することとなり、出産後はエストロゲンの影響を受けにくくなります。

出産経験のない女性は、出産経験のある女性と比較し、特にエストロゲンの影響を受けやすく、乳がんに罹患するリスクが高いとされています。

妊娠・出産経験がない女性の場合では、乳がん発生率は通常の約1.2倍高まるとされています。

 

その4:初産年齢が高い

乳がんの原因として初めての出産の年齢が遅いことが考えられます。

女性ホルモン(エストロゲン)は10代~20代に最も多く分泌されます。

出産時にエストロゲンは胎盤と一緒に排出されるため、この時期に出産することで出産後にエストロゲンの影響を受けにくくなります。

初産年齢が低いほど乳がん発症リスクは減少する一方で、初産年齢が高くなると乳がん発症リスクも高くなります。

35歳以上で初産の場合では、乳がん発生率は通常の約1.2倍高まるとされています。

 

その5:授乳歴がない

乳がんの原因として赤ちゃんに母乳をあげた経験がないことが考えられます。

乳房や乳腺の発育に必要なエストロゲンですが、エストロゲンが存在していることで母体は母乳を作り出すことが困難になります。

そのため、出産時にエストロゲンは胎盤と一緒に排出され、母体は母乳を作り出せる体になり、授乳中はエストロゲンのよる影響が少なくなり、乳がん発症率が低下します。

授乳の期間が長いほど乳がん発症リスクが減少する傾向にあります。

そのため、授乳経験のない女性は、授乳経験がある女性に比べて乳がん発症リスクが高くなります。

授乳経験のない女性の場合では、乳がん発生率は通常の約2.5~3倍高まるとされています。

 

その6:ホルモン療法を受けている

乳がんの原因としてピルやホルモン補充療法が考えられます。

経口避妊薬ピルや女性ホルモン・副腎皮質ホルモン補充療法を常用している場合では、乳がん発生率は通常より高い傾向があります。

ただし、ピルやホルモン療法により高まる乳がん発症リスクは他のリスク要因に比べ低いです。
さらにピルやホルモン療法を受けることで症状が改善したり、病気が治るなどのベネフィット(効きめ)は高いです。

治療により得られるベネフィットとリスクのバランスを考えることが大切です。

 

その7:肥満

乳がんの原因として脂肪が増えることが原因と考えられます。

乳がんの原因として深い関係のあるエストロゲンは、閉経前は卵巣で生成され、閉経後は主に脂肪組織で生成されることが分かっています。

そのため、、脂肪組織の多い肥満の人は産生されるエストロゲン)が多くなり、乳がんの発生リスクを高めるとされています。

 

標準体重の2割を超える肥満の場合では、乳がん発生率は通常より高い傾向があります。

一方で、閉経前の女性の肥満と乳がん発症リスクについては一定の見解はありません。

しかし、肥満は成人病や生活習慣病など、さまざまな病気の原因になりますので注意が必要です。

 

その8:家族に乳がんの人がいる

乳がんの原因として遺伝要因が関係していると考えられます。

母、姉妹、祖母など家族に乳がんを患った人がいる場合では、乳がんに罹患するリスクが高い傾向があります。

乳がん発症には「環境要因」と「遺伝要因」が関係していると考えられています。

人により、それぞれどちらの要因の占める比率が高いかは異なりますが、強い遺伝要因がある場では、血縁者の複数の方に乳がんが発症することもあります。

「遺伝要因」が関係している乳がんは、乳がん全体の5~10%といわれています。

 

その9:ストレス

乳がんの原因としてストレスが関係していると考えられます。

過度のストレスを受ける場合では、乳がん発生率は高くなります。

乳がんが急増している背景でもご説明しましたように、ストレスは乳がんの原因になる女性ホルモン(エストロゲン)の過剰な分泌を促進します。

またストレスがたまることで、乳がん原因の一つとして考えられるコレステロール値も上昇する傾向にあり、乳がん発生率が高くなるとされています。

 

その10:喫煙・飲酒

乳がんの原因としてタバコとアルコールが関係していると考えられます。

適度なアルコールは問題ありませんが、過度(大量・頻繁)に飲酒する習慣がある場合では、乳がん発生率は通常より高くなります。

喫煙に関しましては、乳がんが急増している背景でもご説明しましたように、タバコを吸うことによる乳がん発生リスクは極めて高い傾向にあります。

 

乳がんの原因についてご説明しましたが、乳がんはいずれか1つの原因でなるわけではなく、さまざまな原因が重なることで発症リスクが高まるとされています。

 

③乳がんの初期症状

 

乳がんは早期発見・早期治療で治すことが可能な病気です。

乳がんを早期発見するためには、初期症状を見逃さないことがとても重要です。

乳がんの初期症状としまして、主に次のような症状があります。

 

その1:しこり

乳がんは5mm~1cmほどの大きさになると、注意深く触った時に硬いしこりとして確認できます。

 

その2:分泌物

乳がんになると、がん組織から出血し、乳管を通って乳頭から血性分泌が起こり、乳頭からの異常分泌が確認できます。

 

その3:ひきつり・くぼみ

乳がんが乳房の皮膚近くまでに達すると、ひきつったり、えくぼのようなくぼみが確認できます。

 

その4:変色

乳がんになると、乳房の皮膚がオレンジの皮のように変色するのが確認できる場合があります。

 

その5:ただれ

乳がんになると、乳頭がただれたり、びらんが生じるのを確認できます。

 

乳がんの初期症状についてご説明しましたが、ごく初期の段階では初期症状がほとんどない、もしくはまったくない場合もあります。

胸や体調に少しでも不安や違和感を感じましたら、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

 

まとめ:「乳がんになりやすい10の原因」と「5つの初期症状」

 

いかがでしたか?「乳がんの原因や初期症状」をテーマにご紹介させていただきました。

最後にもう1度、10の原因と5つの初期症状について確認してみましょう。

 

乳がんになりやすい10の原因

その1:初経年齢が低い

その2:閉経年齢が高い

その3:初産年齢が高い

その4:授乳歴がない

その5:妊娠・出産経験がない

その6:肥満

その7:ホルモン療法

その8:遺伝

その9:ストレス

その10:喫煙・飲酒

 

乳がんの5つの初期症状

その1:しこり

その2:分泌物

その3:ひきつり・くぼみ

その4:変色

その5:ただれ

 

乳がんの原因や初期症状を理解することで、乳がんの予防に繋がればという願いも込め、ご紹介しました。

乳がんといっても様々な原因があり、その症状も人によって異なってきます。少しでも異変を感じたら、早めに医療機関へ行くことをおすすめします。

そして、乳がんは癌の中で唯一「自分で見つけられるがん」です。普段から乳がんのセルフチェックを習慣にすることを心がけましょう。

当記事がお役に立てれば幸いです。

 

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