めんちょうの薬と治し方!いち早く鼻の面疔を消すのに効果的な5つの対処法
2017/12/03
鼻の頭にめんちょうが出来て嫌だな。人と会う約束があるのに、めんちょうが目立って恥ずかしい。そんなあなたに今回は効果的な「めんちょうの薬と治し方」をお教えします。めんちょうはきちんとした手順で処置すれば早く消すことができます。
めんちょうって、知らない間になぜかできていたりしますよね。それが、鼻のめんちょうのように顔のど真ん中にあると、とっても恥ずかしい気持ちになります。「どうしたの?」と心配されても、本人も原因を分かってなかったりします。
ここでは、めんちょうをできるだけ早く治し、消すにはどうしたらよいのかについて効果的な薬や対処法を5つご紹介します。
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めんちょうの薬と治し方!いち早く鼻の面疔を消すのに効果的な5つの対処法
➀ めんちょうとニキビの違い
めんちょうとは
めんちょう(面疔)とは、細菌感染症の一種です。
毛孔(もうこう)から細菌が侵入し、毛孔を中心に細菌による感染症が集中的におこり、膿が作られたもので、主に目や鼻の周辺にできたものをいいます。
ニキビとは
ニキビとは、皮膚疾患の一つです。毛孔に老廃物が溜まり、アクネ菌の増殖が原因で炎症を起こします。主に顔・胸、背中の周辺に多く見られます。
めんちょうとニキビの見分け方
めんちょうとニキビは一見同じように見えますが、全く違うものです。
鼻のめんちょと鼻ニキビの違いを見てみますと、鼻全体が腫れて赤く湿っぽいのがめんちょうで、鼻の一部にぷくっと赤みがあるのがニキビです。
めんちょうは一般的にニキビに比べ、強い痛みを伴いますので、痛みが強ければ、めんちょうを疑ってみてください。
② めんちょうの原因
めんちょうは、毛孔に侵入した黄色ブドウ球菌の感染が原因でおこります。
めんちょうの原因となる黄色ブドウ球菌は人の皮膚や身の回りに多く存在し、食中毒の原因になる事で有名な常在菌です。
一般に黄色ブドウ球菌などの細菌は高温多湿を好むため、皮膚に小さな傷ができたり、皮膚が湿った状態が続くと、毛孔に黄色ブドウ球菌が増殖し感染します。
③ めんちょうになりやすい人の特徴
めんちょうになりやすい人、またはなっているかもしれない人は、体力や免疫力が低下している場合が多いです。
めんちょうは加齢やストレス、運動不足や食生活の乱れなどで免疫力が落ちている時に最もかかりやすいと考えられます。
めんちょうが繰り返しできる場合や治りにくい場合は、糖尿病などの免疫力低下を招く病気を疑ってみる事も必要です。
では、原因が分かったところで、具体的な対処法に話を移しましょう。
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④ めんちょうの治し方
その1:めんちょうの市販薬の使用
めんちょうの治し方として手っ取り早いのは「薬」です。めんちょうは黄色ブドウ球菌の感染によって発症しますので、抗生物質が有効とされています。
最近は薬局でも様々な抗生物質入りの軟膏薬がおいてありますので、発症間もない時や小さいものなど軽度の場合は、市販薬を上手く使う方法もあります。軽度の場合、一般的に1週間程で治ります。
購入する場合は、薬剤師さんに相談して症状にあった薬を適切に購入することをおすすめします。
ステロイド剤+抗生物質で炎症を抑え殺菌するタイプの軟膏薬
*ベトネベートN軟膏AS(第一三共ヘルス)
皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮する医薬品です。患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適しています。
ステロイド剤は、市販薬の強さ3段階中で一番強めです。
*フルコートf(田辺三菱製薬)
外用専用薬として開発され、優れた抗炎症作用があります。多くの細菌に有効な抗生物質で患部の細菌の繁殖を防ぎます。
ステロイド剤は市販薬の強さ3段階中で一番強めです。
*テラ・コートリル軟膏a(武田薬品工業)
優れた抗炎症作用と広い抗菌力があります。
ステロイド剤は市販薬の強さ3段階中で一番弱めです。
*クロマイーP軟膏AS(第一三共ヘルス)
配合された2つの抗生物質により、化膿した患部を治す薬です。その他、炎症に優れた効き目を発揮します。患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適しています。
ステロイド剤は市販薬の強さ3段階中で一番弱めです。
*ドルマイコーチ軟膏 6g(ゼリア新薬工業)
細菌感染症、炎症性の両方に効果を発揮し、痒みと炎症を抑える薬です。
ステロイド剤は市販薬の強さ3段階中で一番弱めです。
→「ドルマイコーチ軟膏」販売サイトへ
非ステロイド系の薬で殺菌・抗菌により治すタイプの軟膏薬
*オノフェF(森下仁丹)
原因菌を殺菌し、ジュクジュクした炎症を抑え、皮膚組織の再生を促して治りを早めるタイプの軟膏薬です。
*ニューマーレン(大正製薬)
W殺菌成分が毛穴の原因菌をしっかり殺菌します。その他、炎症を鎮め毛孔を引き締めたり、血行を良くする効果がある軟膏薬です。
*ドルマイシン軟膏(ゼリア新薬)
2種類の抗生物質が配合されているので、多くの菌に対して抗菌作用がある軟膏薬です。
*クロロマイセチン軟膏2%A(第一三共ヘルス)
抗生物質が化膿した患部を治します。のびがよく、べたつかない使い心地のよいクリーム剤の軟膏薬です。
*クロマイ-N軟膏(第一三共ヘルス)
化膿した患部を治します。患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクからカサカサした患部まで幅広く使用できる軟膏薬です。
*テラマイシン軟膏a(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
広い抗菌力を持つ2つの抗生物質が配合されている軟膏薬です。
その2:皮膚科を受診する
自己判断で症状を放置するのは症状悪化の危険もあります。
めんちょうは場合によって、髄膜炎や脳症などを併発する病気であり、注意が必要です。特に症状が重く、何日も続く場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
その3:触ったり潰さない
めんちょうが出来た時は、絶対に触ったり、潰さないようにしてください。
その4:洗顔で悪化防止・予防する
めんちょう予防や、めんちょうを悪化させないためにも皮膚を清潔に保つことが大切です。
1日に数回こまめに、皮膚に負担がかからないよう、たっぷり泡立てた石鹸を両手にとり、手の平で包み込むように洗います。洗顔後の拭きとりはゴシゴシこすらず、タオルで顔を抑えるようにして水気をしっかりとります。
洗顔フォームや石鹸を肌への刺激の少ないものや敏感用に切り替えてみるのも良いでしょう。
その5:日常でできる予防法
めんちょうは免疫力が低下している時に発症しやすい病気です。
睡眠不足や不規則な生活がストレスの原因になっていることもあります。充分な睡眠や適度な運動、バランスの良い食生活が予防には効果的です。
規則正しい生活を行うよう心がけてみましょう。
まとめ:「めんちょうの治し方と5つの対処法」
いかがでしたか?「めんちょうの治し方」をテーマにご紹介させていただきました。
最後にもう一度5つの対処法について確認してみましょう。
その1:市販薬の使用
その2:皮膚科を受診する
その3:触ったり潰さない
その4:洗顔で悪化防止・予防する
その5:日常でできる予防法
めんちょうができると、痛みや見た目の悪さもあり、日常生活にも影響してきます。
現在の症状に合わせて、今回ご紹介した「5つの対処法」をお試しください。当記事が、あなたのお役に立てば幸いです。
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