いちご鼻の治し方！ひどい毛穴の黒ずみをスッキリ解消するケア方法

2017/12/01

今回はいちご鼻の治し方やケアについて解説します。

鏡を見て「鼻のブツブツ黒ずみ」が気になる度に、泣きたくなってしまう……。メイクしても鼻の毛穴の黒ずみが隠せない……。

こんないちご鼻によるコンプレックスを感じていませんか？

「いちご鼻を今すぐに治したい！ツルツルの鼻にしたい」と、色々な方法を試したくなりますが、お待ちください。

いちご鼻の治し方として最も重要なことは、原因を理解した上で、適切な対応をすることです。

よく分からないままに間違った対策をしてしまうと、悪化させてしまうこともあります。

一人で悩まず、一緒にいちご鼻の正しい知識を身につけて、スッキリ解消していきましょう。

いちご鼻の治し方！ひどい毛穴の黒ずみをスッキリ解消するケア方法

いちご鼻とは？

いちご鼻とは、鼻の頭や小鼻の毛穴が大きく開き、その毛穴に角栓が詰まり、
毛穴が黒ずんで目立つようになるお肌のトラブル状態をいいます。

鼻がイチゴの種のように黒くブツブツしていることから、「いちご鼻」と呼ばれています。

いちご鼻の原因

では、いちご鼻はどうしてなるのでしょうか？

角栓が剥がれ落ちず詰まることによる酸化

イチゴ鼻の黒ずみの原因は肥大した「角栓」の酸化にあります。

角栓とは、皮脂や肌の汚れ、古い角質が凝固、蓄積したもので、毛穴につまったタンパク質です。

角栓は肌には大敵のイメージがあるかもしれませんが、毛穴を外部の細菌などから守る役割もあります。

ただし、角栓が剥がれ落ちず詰まることにより表面が酸化して固まってしまうと黒ずんで見えることから、いちご鼻の原因となります。

いちご鼻のできるサイクルをまとめまてみます。

毛穴に皮脂や老廃物がつまり角栓となる
つまった角栓が酸化して黒ずむ
ブツブツいちご鼻のできあがり

角栓ができやすくなる主な原因として次のような事が考えられます。

過剰な皮脂分泌により脂肪が固まり毛穴がつまりやすくなる
ターンオーバーの乱れにより角質がはがれ落ちづらくなる
加齢や乾燥肌に伴う肌の弾力の低下による毛穴の広がりが皮脂や汚れをつまりやすくする

角栓が過剰に育って毛穴を押し開くまで重症化すると、毛穴がクレーターのように大きくなり、赤みを帯びてくることがあります。

こうなってしまうと、今までの毛穴ケアが不適切だった可能性が高いです。皆さんの毛穴は大丈夫でしょうか？

正しいケアをするために、まず自分が「いちご鼻」なのかチェックしてみましょう。

いちご鼻に多いタイプをチェック！

毛穴パックを頻繁に利用している
拭き取りタイプのクレンジングシートを使用している
重ねづけしたカバー力の高いメイクが落としきれていない
洗浄力の強い洗顔剤やクレンジングを使っている
化粧品使用時に肌がピリピリすることがある
化粧水だけで乳液やクリームなどで保湿していない
Tゾーンが常に脂っぽい
屋内にいるときや冬は日焼け止めをぬらない
自分で顔のマッサージをよくしている
鼻まわりを頻繁に触る癖がある
自炊はあまりせず食生活が不規則になっている
アルコールをたくさん飲む
辛い物など刺激物をよく食べる
睡眠時間が短い（6時間以下の睡眠）

いちご鼻の治し方

重度のいちご鼻になると、毛穴が黒ずんで見えるだけでなく、鼻全体に大きなクレーターのような毛穴があき化膿して赤みを帯びてくることがあります。

良かれとあれこれやった結果、重症化してしてしまうケースがあるので気をつけましょう。

ここからは、肌にダメージを与えず、「ブツブツいちご鼻」を改善する方法をご紹介します。

正しい毛穴のケアを行う

いちご鼻の目立ちをなんとかしたくて、「はがすタイプの毛穴パック」や「ピーリング剤」「スクラブ剤」などを頻繁に使っていませんか？

残念なことに、いちご鼻のケアとして、それらは全て逆効果です。刺激となり炎症を引き起こしてしまうので、かえって黒ずみや赤みを悪化させてしまいます。

毛穴の汚れを無理やり取ろうとするケアは刺激が強く治すどころか、毛穴の角質層が厚く硬くなり、毛穴が開きっぱなしになるのを助長してしまいます。

でわ、どのような毛穴ケアを行えばいいのでしょうか？

いちご鼻の毛穴ケアに大切なのは、主に次の点です。

毛穴の汚れを無理に取らない
毛穴を温める
正しい洗顔法で顔を洗う
洗顔後は保湿する

毛穴の汚れを無理に取らない

まず大切なことは、「毛穴の汚れを無理にり取ろうとしない」ことです。

つい、鼻の黒いブツブツが気になり、洗浄力の強いクレンジング料や毛穴パックなど、角栓アイテムを使いたくなります。でも、そこは我慢しましょう。

また、鼻の角栓をピンセットで抜いたり、指で押し出したりなどの行為は皮膚にダメージを与え、いちご鼻を悪化させる可能性があるので、しないようにしてください。

洗顔前には蒸しタオルで毛穴を温める

洗顔前に汚れが詰まっている毛穴を蒸しタオルで温め柔らかくすると、毛穴が開き角栓を取りやすくすることができます。

また、温めて柔らかくなった汚れは新しい皮膚に押し上げられ、自然と落ちやすくもなります。

蒸しタオルの準備は簡単！水かぬるま湯で絞ったタオルを、そのままかラップに包んで、電子レンジでチン（目安：500wで1分チン）すれば、無視タオルの出来上がりです。

※くれぐれも火傷にご注意ください。また、蒸しタオルで顔を温めることで皮脂もとれるので、肌が乾燥してしまう前にしっかり保湿しましょう。

正しい方法で顔を洗う

いちご鼻の治し方として最も基本的なセルフケアは「洗顔」です。肌に優しい洗顔料をしっかり泡立てて、優しく顔を洗うことが大切です。

いちご鼻に悩んでいると「毛穴の角栓を取り除きたい」という一心で

キュキュッと音がしそうなくらいゴシゴシ洗いをする
洗顔ブラシやスクラブ剤を使用し念入りに毛穴の奥まで洗う

といった洗顔になりがちです。

しかしこのような洗顔方法では必要なものまで取りすぎて、より肌にダメージを与えることになり、いちご鼻を治りにくくしているという一面もあります。

いちご鼻にはゴシゴシ洗いは禁物です。まずたっぷり泡立てた泡の力で、そっと転がすようにしてやさしく洗いましょう。

石鹸で手を洗います
手についている雑菌などが顔に移らないためです
顔をぬるま湯（32～34度くらい）で濡らします
予洗いをして汚れを落としやすするためです
石けんをしっかり泡立てます
泡立てた石鹸で手と肌の摩擦を減らすためです
うまく泡立たない時は泡立てネットを使うと良いでしょう
力を入れすぎないように優しく洗顔します
たっぷりの泡を肌で転がすように洗いましょう
しっかりと洗い流します
手の平にためたぬるま湯（32～34度くらい）でしっかり落としましょう
タオルで水分を取り除きます
清潔なタオルを優しく顔に当てながら水分を吸収させ取り除きます
ゴシゴシ強くこすらないよう気をつけましょう

洗顔後の「保湿」が需要！

肌に必要な水分が不足していたり、肌のターンオーバーの乱れがあると、肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されます。

そのため、肌の表面は皮脂でベタベタなのに、肌の内部はカサカサに乾燥し、毛穴をつまらせる原因となります。

特に洗顔で汚れを落とした直後は、毛穴がぽっかりと空いている状態なので、そのまま放置するとすぐに毛穴づまりを起こします。洗顔後はきちんと保湿して毛穴を閉じてあげることが大切です。

水分保持力の強い化粧水や美容液を外側から補給することで、水分で毛穴に蓋をしてあげましょう。肌の水分保持力がアップすることで、肌に対して「必要な成分はきちんとあるよ」と、安心させてあげます。

保湿力の高い成分として、

コラーゲン
セラミド
ヒアルロン酸

の3つが配合されているスキンケア化粧品がおすすめです。

肌にとって必要な栄養を補給することで、肌本来の働きを取り戻しましょう。

UVケアで紫外線をカットする

いちご鼻に見える毛穴の黒ずみ。原因の1つはメラニンにもあります。

顔の中心にある鼻は紫外線のダメージを最も受けやすい場所です。夏の時期だけでなく、一年を通して紫外線対策を心がけましょう。

特に鼻には日焼け止めを丁寧に塗り、日焼け止めが汗や皮脂で落ちてしまったら、塗り直すようにしましょう。

ファンデーションの代わりにベビーパウダーを使ってみる

いちご鼻が気になるあまり、ファンデーションやコンシーラーを毎日重ねづけしている方もいると思います。

ただし、カバー力の高いメイクになるほど、クレンジングや洗顔で落としきれず毛穴の奥に蓄積し、さらにいちご鼻を悪化させてしまいます。

いちご鼻の時は、ファンデーションやコンシーラーを我慢することが改善につながります。そこで、ベビーパウダーがおすすめです。

日焼け止めを塗った後、ベビーパウダーを軽くはたくだけで、ファンデーションの代わりにしましょう。

ファンデーションよりはカバー力は落ちますが、肌に負担をかけずにナチュラルにカバーができます。

最初は鼻のブツブツが気になり勇気がいるかもしれません。

なので、ちょっと近所にお出掛けなどという日など、少しずつファンデーションを使わずベビーパウダーに切り替えてみましょう。

腹式呼吸で心のホルモンバランスを整える

いちご鼻の原因でもある皮脂過剰による毛穴の開きは、ストレスによっても助長されます。

男性ホルモンには、皮脂分泌を増加させる作用がありますが、何らかの理由でストレスを感じると、男性ホルモンの分泌が促進されます。

女性の体内にも男性ホルモンは存在します。何らかの理由でホルモンバランスが崩れて女性ホルモンの分泌量が低下すると、男性ホルモンが優位に働くようになります。

できるだけ、ストレスフリーな環境を作るように意識し、ホルモンバランスを整えましょう。

心をリラックスさせホルモンバランスの乱れを改善するために、腹式呼吸を行ってみることもおすすめです。腹式呼吸には自律神経を整える効果があります。

4～5秒かけて鼻から空気を吸い込みます
へそ（丹下）のあたりに空気をためていくイメージで行います
8～10秒（吸う時間の2倍）の時間をかけてゆっくりと息を吐き出します
お腹をへこましながら行います

深い呼吸を繰り返すことで自律神経が刺激され、ホルモンバランスが整っていきます。

腹式呼吸はいつでもどこでも簡単にできますので、気づいた時に行うようにし、習慣化できるようにしましょう。

専門医による治療を受ける

自分で行うケアでは改善が見られず、「自分の鼻の黒いブツブツは皮膚の病気かも？」と思ったら、まずは早めに皮膚科を受診しましょう。

皮膚の病気であるかそうかの区別は難しく、間違ったケアを続けると悪循環になるケースもあります。皮膚科の専門医に診てもらい、適切な処置をしてもらいましょう。

まとめ

いちご鼻の黒いブツブツは見た目に目立ってしまうことで、「すぐ治したい」つらい悩みです。

これまで、「なんとかしよう」と、いろいろ試したけれど、逆効果になる場合もあり、苦しんでいる人もいるかもしれません。

一つずつ自分にできる正しいケアを始めることで、いちご鼻の悩みが改善する一歩になります。諦めずに始めてみましょう。

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