お腹をおさえるる女性

でべその原因と治し方!赤ちゃんや大人の原因と形良いおへそになる6つの対処法

2017/08/20

今回はでべその原因と治し方についてご紹介します。

でべそは周りの人から見るとひとつのチャーミングな個性ではありますが、とても気になるコンプレックスになったりしますよね。

でべそを見られるのが恥ずかしくて、人前で着替える時は隠したり、水着になるのが嫌だったりと、多くの苦労があります。

そこで当記事では

*まず、でべそそとはどんな状態?
*赤ちゃん(胎児や乳幼児)のでべその原因は?
*大人のでべその原因は?
*でべその症状
*赤ちゃんのでべそ手術と大人のでべそ手術
*日常生活での予防と改善方法

といった内容で、赤ちゃんや大人で違う「でべその原因や症状」と形良いおへそになる「でべその手術や対処法」についてお伝えします。

ご紹介する方法で、でべそを治して形良いおへそになりましょう!

 

 


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でべその原因と治し方!赤ちゃんや大人の原因と形良いおへそになる6つの対処法

 

① でべそとは

 

医学的にはでべそとは言いません。
医学用語で臍ヘルニア(さいヘルニア)が正しい用語です。

ここでは、分かりやすいように「でべそ」として表記いたします。

でべそ(臍ヘルニア)とは、臍(へそ)の緒が乾燥してとれた後、臍の根元の筋肉がしっかり閉じていない状態で、いきむなど腹圧がかかった時に内臓が皮下組織のすぐ下まで脱出して、臍がふくらんだ状態を言います。

 

② でべその原因

 

胎児のでべその原因

胎児の場合、でべそは臍ヘルニアではなく、臍帯ヘルニアと言います。

臍帯ヘルニアとは、母親の子宮内で胎児のお腹の壁が正しく作られず、お腹の壁に穴ができることから、胎児の臍帯(へその緒)の中に胃や腸、肝臓などの内臓が、出たまま生まれる状態をいいます。

原因としては、以下の2説が有力とされています。

 

(1)腹壁形成不全説

通常では胎生3~4週で胎児の腹壁が形成されます。しかし何らかの理由により胎児の腹壁が完全に形成されなかった場合に臍帯ヘルニアをひき起こすという説です。

肝臓の脱出を伴うような大きな臍帯ヘルニアは、この説が有力です。

 

(2)腸管腹腔内還納不全説

通常では胎生8~10週で、へその緒にある腸管が腹腔内に戻ります。しかし何らかの理由により胎児の腸管が完全に戻りきれなかった場合に臍帯ヘルニアをひき起こすという説です。

小さな臍帯ヘルニアは、この説が有力です。

 

乳幼児のでべその原因

赤ちゃんが生まれるとすぐにへその緒が切られます。その後、へそは周りの筋肉や皮膚がくっつき、へこんで閉じていきます。

しかし完全に閉じてない場合、激しく泣いたり、排便時にいきむなど、お腹に圧力が加わることによって、筋肉のすき間から腸が飛び出し、でべそをひき起こす原因となります。

生後約2週間程で症状が現れ、生後3ヶ月までに大きくなることが一般的です。
乳児のでべそになる割合は、生後間もない赤ちゃんの5~10人に1人とされています。

 

大人のでべその原因

次に、大人のでべその原因について説明します。

一般的に子供のへその内側は柔らかいので、でべそになりやすいのですが、成長と共に自然治癒する場合がほとんどです。

しかし、中には大人になっても治らなかったり、大人になってから発症するケースもあります。

大人になって発症する原因は大きくわけて以下の2種類です。

 

妊婦のでべその原因

妊娠中は胎児の成長に伴ってお腹も大きくなります。

その時、お腹の皮膚も一緒に引き伸ばされますが、出産後は空気の抜けた風船のようにお腹の皮膚はたるんでしまいます。

出産後の皮膚のたるみでおへそが目立ったままになり、でべそをひき起こす原因となります。

 

病気によるでべその原因

腹水が溜まる病気になると、溜まった腹水がヘルニア門から漏れてしまい、でべそをひき起こす原因となることがあります。

 

③ でべその症状

 

乳児のでべそは特に痛みもなく、心配するような症状もありません。

大人のでべその場合で腸が突出したまま戻らなくなると、痛みや吐き気の症状がでることがあります。

最悪の場合は突出した内臓が壊死し、生死にかかわるので、痛みや腫れ、吐き気や嘔吐がある場合はすぐに医療機関を受診してください。

 

 


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④ でべその治し方

 

その1:医療機関を受診する

乳児のでべそは特に問題ありませんが、心配なようでしたら、かかりつけの小児科の医師に相談してください。

子供のでべその場合も、かかりつけの小児科医を受診してください。

大人のでべその場合は、消化器科の専門医を受診してください。

 

その2:2歳までの乳幼児は経過観察する

特に治療をしなくても、9割以上の赤ちゃんが自然治癒するというデーターがありますので、2歳くらいまでは経過観察します。

 

その3:外科的手術をする

でべその手術は、おへその周りを半周ほど切開し、内臓が露出する穴を縫合する方法が一般的です。

手術時の麻酔は乳幼児の場合は全身麻酔、2歳以上の子供や大人の場合は状況に応じて局部麻酔か全身麻酔が用いられます。

また、乳幼児の場合は大人になった時のことを考え、手術時におへその形成手術が一緒に行われることが多いです。

でべその手術は日帰りでも可能ですが、でべその重症度や合併症により必要な処置が違ってきますので、状況により入院期間が長引く可能性もあります。

 

2歳未満のでべそ手術

2歳未満でも、でべそ部分の変形があるような場合には、主治医の意向で外科的手術も検討されます。

●手術費用:保険適用
●入院期間:2~3日
●麻酔:全身麻酔
●術後の経過:軽い痛みがある

 

2歳以上のでべそ手術

手術中に動かず大人しくしていられる年齢であれば、でべその手術は局部麻酔で行われます。

●手術費用:保険適用
術後の経過が良く2泊3日の入院のケースでは3割負担で65,000円程です。

●入院期間:日帰り、もしくは2~3日
●麻酔:基本は局部麻酔だが、重症の場合や大人しくしていられない場合は全身麻酔
●術後の経過:軽い痛みがある

 

大人のでべそ手術

手術は局部麻酔が基本ですが、嵌頓(かんとん:腸などの内臓器官が、腹壁等の隙間から脱出し元に戻らなくなった状態)の症状が見られるなど、でべその重症度によっては、全身麻酔が用いられることもあります。

●手術費用:保険適用
術後の経過が良く2泊3日の入院のケースでは、3割負担で65,000円程です。
美容クリニックで実費診療を受ける場合では、10~30万円程が目安です。

●入院期間:日帰り、もしくは2~3日
●麻酔:基本は局部麻酔だが、重症の場合は全身麻酔
●術後の経過:軽い痛みがある

 

その4:赤ちゃんのでべそは自然なことだと受け止める

赤ちゃんのでべそは珍しいことではなく、特に害もありません。

多くの場合が成長過程で自然に治っていきますので、あまり神経質にならないようにしてください。

 

その5:大人のでべそは食事で改善・予防する

内臓脂肪が増えると腹圧が高まるので、バランスの良い食事を心がけ肥満にならないよう生活習慣の見直しが必要となります。

特に糖質は体脂肪の原因となりますので、摂取量と摂取カロリーを管理するよう心がけましょう。

また、お酒の飲み過ぎは悪影響ですので、アルコールは控えめにしましょう。

 

その6:大人のでべそは運動で改善・予防する

でべその人は運動不足の人が多いです。

腹筋や全身の筋肉を鍛えましょう。

運動をしないで食事制限だけを行っても、リバウンドが起きやすくなるので、かえって体内脂肪が増えてしまう場合もあります。

普段の生活で運動不足を感じてる人は、座る時に腹筋や背筋を意識する、立っている時はかかと上げをする、階段を使用する、大股歩きにするなど、少ない時間でも習慣として心がけることが大切です。

 

まとめ:「でべその治し方6つの対処法」

 

いかがでしたか?「でべその治し方」をテーマにご紹介させていただきました。

最後にもう一6つの療法について確認してみましょう。

その1:医療機関を受診する

その2:2歳までの乳幼児は経過観察する

その3:外科手術をする

その4:赤ちゃんの緒でべそは自然なことだと受け止める

その5:大人のでべそは食事で改善・予防する

その6:大人のでべそは運動で改善・予防する

 

でべそと一口に言っても様々な原因がありました。
そして、その治療も様々な特徴があり、日々進歩しています。

でべそが気になる方は、まず医療機関にご相談ください。

多くの治療法の中から、でべその問題となっている原因や、患者様のライフスタイル、治療期間など、多くの事を考慮して最適な治療方法の提案をしていただけると思います。

でべその外科手術は、時間もお金も掛かります。
治療方法の、短所、長所をしっかり理解して判断していきましょう。

 


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